
美容室の独立、開業はコンセプトが命です【イメージとコンセプトで全てが決まる】
今回はこのようなテーマでお話していきたいと思います。
まず、このテーマで皆さんのお悩みとなるのは
・コンセプトを決めるのが難しい
・イメージの具現化が難しい
・経営やマネジメントに自信がない
美容室の独立や開業前はこのようなことを思う方が、非常に多いです。
過去の自分も、もちろん同じようなことを思っていました。
この記事を読んでいただくと
・コンセプトを決められるようになる
・イメージを実現できるようになる
・美容室の経営やマネジメントができるようになる
その根拠として
・美容師歴が11年 管理美容師免許有り
・実際に美容室を2店舗経営して、年商は8桁以上
・美容室向け開業コンサルティングの会社も運営している
以上のことから、この記事の信用性は保たれると思います。
ではさっそく本題です。
今回は7つの項目からわかりやすく解説していきます。
1、ターゲットとなるお客様

結論、コンセプトを決めるには、まずは「ターゲット」を決めます。
最近だと「メンズ」に特化した美容室が、テレビや雑誌、SNSで話題沸騰ですよね。
そこでわかるように、コンセプトやターゲットはかなり大切で、言わば美容室開業の核となる部分。
例えば
・ショート、ロングなど長さでターゲットを限定して決めるのか
・30代、40代など、年齢層でターゲットを決めるのか
・主婦やキャリアウーマンなど、ライフスタイルでターゲットを決めるのか
改めて自分が得意とするお客様、自分の好きなように美容室を開業して、今後担当したいと思うお客様を絞って、考えてみるのも良いですね。
ターゲットを考えるのは、意外と難しいものですよ。
2、施術するメニュー内容

結論、自分の売りや得意なもので「何か一つに特化」した方がいいです。
理由は、強みを活かして「他社と差別化」した方がいいからです。
具体例を上げていくと、美容師として、カットやパーマ、カラーやヘッドスパなど、一通り施術できるのは当然ですが、24万軒あると言われてる美容室の中で、他店と同じことをしても、無数の美容室の中で埋もれてしまうだけです。
1年で1万軒の美容室が開業され、そのうち8千軒が廃業すると言われています。
生き残るには美容室として「特色」や「売り」を明確にする必要があります。
例えば
・メンズのお客様に特化
・美髪を求めるお客様に特化
・ハイライトの技術に特化
など、「自分の得意とするメニュー」や「自分が売りにしていきたいメニュー」に特化するのがオススメです。
3、1日にどのくらいのお客様を施術するのかで、美容室の雰囲気は圧倒的に変わる

結論、少ないお客様でゆったりなのか、客数を増やして、あえて忙しい感じなのかで、美容室はガラリと変わります。
ここはかなり重要なのでしっかり考えましょう。
理由は、美容室の規模や売上目標で、同じ時間の過ごし方でも、美容室の雰囲気に大きく影響するからです。
例えば、3席の美容室だと仮定して
・1日の客数が30名なのか
・1日の客数が15名なのか
・1日の客数30名だと1席で10名
・1日の客数15名だと1席で5名
3席の美容室を1日の客数30名と、1日の客数15名では、1席に対しての人数や回転数もかなり変わってくるので、美容室の単価や雰囲気が簡単にイメージつきますくなりますよね。
お客様の過ごし方や、好みなどで賛否かなり別れるところになりますので、よく検討しましょう。
4、スタッフ数により、美容室に必要な規模、設備が決める

結論、どんな条件でも、スタッフ数ベースで考えて決めましょう。
理由は、スタッフの確保が1番難しいからです。
一緒に働く仲間が何人いるのか、もしくは、将来何人で働きたいのか、これをまず決めましょう。
それに対して規模や設備を決めます。
具体例をあげていくと
売上目標が300万だとします。
仮に単価1万円の美容室を目指すとします。
そうすると客数は月間300名
①スタッフ2名で150万ずつ目標
②スタッフ3名で100万ずつ目標
③スタッフ5名で60万ずつ目標
これによって、一番コストがかかる、セット面席の数や、シャンプー代の数など、かなり変わってきます。
①の場合2名なら3席+シャンプー台が1~2台
②の場合3名なら4~5席+シャンプー台が3~4台
③の場合5名なら7~8席+5~6台
ほどが必要になります。
開業後に増設するのはかなり難しいので、開業前に慎重に考えて決めましょう。
結論、上記3つの場合
①なら10~20坪の広さ
②なら20~30坪の広さ
③なら30~50坪の広さ
以上のようになります。
これだけでもかなり長期的に、大事な部分になりますので、要テェックです。
5、どこでお客様の満足度をあげるか

結論、ブランドを確立しつつ「サービスも特化」がオススメです。
理由は「ブランド力+サービス=お客様満足度=売上」だからです。
具体的に解説していくと
・技術が上手でサービスは普通
・技術は下手だけどサービスは最高
・技術もサービスも最高
当たり前のようですが、技術もサービスも最高な美容室がいいですよね。
技術は上手くて当たり前の時代。
さらにはサービスも良くて当たり前の時代になってきています。
では、どこの美容室も同じことを考えている中で、どのように差別化してマーケティングしていくのか。
例えば
・各席にiPadを設置し、施術中に映画やYouTube、ネットを楽しめるようにする
・席のイスがマッサージチェアになっている
・髪型の写真を撮って、テキストとビジュアルで、一人一人カルテが管理されている
など、他店と差別化をしつつ、イノベーションしていくのが大切です。
最終的に、数字ばかりを追うよりも、お客様の満足度を高めれば、それは価値となり、対価となります。
6、どこで目を引かせるか

結論、「マーケティングが大切」です。
理由は、ここまで様々な具体例をあげながら解説してきましたが、これらは最終的に不特定多数の「見込み客」に認知されなければ、意味がありません。
例えば
・ホットペッパーなど広告費に予算をかけて拡散する
・SNSやYouTubeで拡散する
・ライブ配信
など、方法は色々ありますが、自分の得意なもので大丈夫です。
そして毎日の積み上げが大切なので、SNSなどは特に大事なので、これを読んだ人は今すぐはじめましょう。

7、そのお店を将来どのようにしていきたいのか

結論、「独立、開業前後の目標を決めましょう」
理由は「全ては目標から逆算する」のが一番効率よく成功に近づくことができるからです。
そのまままとめとなりますが、最終的には自分の夢は自分で決めなければなりません。
この記事がそのヒントになったり、キッカケになり、たくさんの「これから起業する方」のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
