
今回は
美容室の教育カリキュラムはミニマムに【昔とは違う】
こちらのテーマでお話ししていきます。
「昔はこうだった」
「オレ、私はこうやってやってきた」
このようなこと言われた経験ありませんか?
「〇〇までにモデル〇〇人呼んでこい」
「朝早くから夜は毎日終電まで練習しろ」
結論、今の時代ではどれもパワハラですね。
「昔は当たり前だった」
「今も同じことを言ってる」
このような方は必見です。
この記事の想定読者として
・伸び悩んでる美容室経営者の方
・ベテランスタイリスト
・美容室の教育係の方
に向けて発信していきます。
今回は、自社の経験も踏まえ、昔と今の教育やカリキュラム、考え方についてわかりやすく比較しながら解説していきます。
この記事の信頼性として
・美容師歴は11年、管理美容師免許あり
・美容室を2店舗経営していて、年商は8桁達成
・美容室向け開業コンサルの会社も経営しています
では、さっそく本題です。
①教育カリキュラムの見直し

結論、実用性のない項目は排除しましょう。
理由は、今と昔でお客様から求められてるものが違うからです。
具体例を上げながら解説していきます。
実際自社でまず最初に排除したのは「マニキュア」の技術です。
「いやいや、必要でしょ」とか「もうこの記事読まなくてもいいや」と思った方もいるかと思いますが、数分で読めるのでとりあえず最後までお付き合いください。
「必要でしょ」という方の意見として
・お客様からオーダーあるでしょ
・頭皮につけない塗り方教えるべきでしょ
・やってきた自分の当たり前を否定されたくない
このように考えてる方、多いかなと思います。
まず、お客様からオーダーあるでしょって意見に対しては、確かにあります。
しかし、自社の場合は「年に1〜2回」ほど。
たぶん郊外とか落ち着いてる地方にいけばまだまだ需要あるかもしれません。
つまり、「地域やお客様からのオーダーの数」でやるかやらないか決めればいいのかなと思います。
逆にマニキュアのお客様が大半を占めるようなサロンは、「ブリーチ」をなくしてもいいかもしれませんね。
想定顧客として年配の方が多いのかなと思うので、ブリーチが少ないのであれば、それもいいのかなと思います。
このように、自分の会社の立ち位置やコンセプトに合わせて「臨機応変に」昔とは変化させながら、最新の教育カリキュラムにアップデートしていきましょう。

②練習時間

結論、理想は「営業時間内に練習時間」を設ける。
理由は、早朝から終電までは論外、パワハラです。「短期集中で時短」が大切です。
具体的には
昔は「朝早くから終電まで練習」とか「モデルハントいって今日中に〇〇人必ずやれ」みたいなのが多かったと思いますが、
今は「朝から夜に1時間集中してやろう」とか「モデルは営業中の空き時間にネットで募集かけよう」
こんな時代です。
自社の場合は「営業中に全て終わらせる」つまり「残業0」を推奨しています。
当然、練習やその他業務も営業中に空き時間を見つけてこなしていく。
ミーティングや打ち合わせも月に1度。
それ以外は「オンライン」か「空き時間」におこなう。
体調管理とプライベートも大切にしつつ、美容師を頑張る。
昔のようにガツガツして、ギラギラするような時代ではないかなと思います。
今はまさに「長時間労働、低賃金」と言われていた業界から「時間短縮、高賃金」の時代に変化していると言えます。
今後、日本はさらに働き方改革などで労働時間も短縮していくと思います。
今のうちからその準備をはじめていきましょう。

③テキストから動画

結論、教育は特に紙ベースから映像ベースにシフトするべきです。
理由は、紙ベースでは動きもない、言葉もないのでわかりづらいのに対し、映像ベースだと動作確認もできて、コメントも付けられるので、かなり効率良いです。
具体的には、自社の教育カリキュラムは全ての項目で「動画化」されており、理想的なフォームやタッチがわかるようになっています。
さらにテキストもあり、補助的な役割を担ってくれているので、「動画+テキスト」で、スタイリストがマンツーマンで付きっきりにならずとも、効率の良い練習ができます。
ただただ、長い時間かけて「見て盗んでやっていた時代」から、短時間で「効率の良い教育」にシフトしています。
朝早くから夜遅くまで、先輩のサロンワークをみてとりあえず真似して繰り返しやっていた時代から、朝か夜、先輩が作ってくれた動画を見ながら効率よく時短で練習する時代になりました。
今後は美容師になる人が減り続ける一方、美容室は増え続けます。
古い考え方を捨てて、生き残る美容室経営、美容師の教育をしていきましょう。
余談になりますが、Googleの検索順位を見て分かる通り、「YouTube」が検索上位に上がってきています。
5Gなどで今後さらに「動画時代」が加速していきます。
取り残されないように、今のうちから昔を捨て、今をアップロードしていきましょう。
質問や気になることあれば、TwitterからDM頂けたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた。
